秀次は多くの側室を迎えました、それは単に女好きってこと?(『真田丸』を見て149)
- 2016/07/03
- 06:09
さて、今回は豊臣秀次にはとんでもない人数の側室がいたことについて述べなければなりません。
『NHK大河ドラマ 真田丸』ではなぜか?というべきか、当然というべきなのか、第25回放送を終えて未だ秀次に妻がいるという気配すらかんじられません。
その理由は、公共放送のNHKだからと言う他はないでしょう。
ですが実際にはとんでもない人数の側室がいました。なぜか?
そう考える時、現代人の感覚では、スケベ、女好きなどと短絡的に考えてしまいます。
果たしてそれだけの理由で多くの側室を秀次は迎えていたのでしょうか?
当時は家系の存続に、文字通り命をかけていた時代ですよ、そんなわけないことぐらいご存じですよね。
えっ、ご存じない? そうかもしれませんね、現代の人の多くは。
では具体例を言いましょう。と言っても史実を羅列するのではありません。
『NHK大河ドラマ 真田丸』での信之と稲の関係を思い出して下さい。
稲は信之のスケベ心で迎えた正室でしたか?違いますよね、そうです、家康が真田との絆を強くして裏切り行為のないようにと結ばれた婚姻関係です。今で言う政略結婚ですよね。
つまり当時の婚姻関係は、単に個人と個人の縁ではなく、むしろ家と家との縁組が主たる理由でした。
当事者の思いなど二の次、三の次だったのです。ドラマの中の稲と信之も形だけの夫婦として描かれていますよね、実際どうだったかは分かりませんが・・・・。
そこでそんな婚姻関係構築の主たる理由ですが、それは他国との同盟関係を結ぶため、本家などと結んで地位を上げるため、場合によっては約定を破らないという証としての人質や他国の内情を知るためのスパイ役、果ては他国への介入を容易にするための引き入れ役だったりもしたでしょう。
ですが戦国時代においては、自家や自国の存続、繁栄、拡大などを最終目的とした近隣諸国との婚姻が主でした。
ですので一国の当主となる者の妻と言えども近隣諸国の数などたかが知れています。
そしてそんな婚姻関係を結んでもなお、戦国乱世においては必ず戦いはすぐに起こりえますから、その意味でも必要以上の妻を迎えてウハウハしている余裕などありませんよね。
ところがです。秀吉が天下を統一して政権が安定するとどうなります?
居並ぶ有力大名は家の繁栄を望むなら、戦乱の時のように近隣の有力国と婚姻を結ぶより、何とかして政権の中枢にある人物との関係を結びたいと思うのが至極当然の流れです。
そこでやっと秀次にとんでもない数の側室がいたことの理由が説明できる状況になりました。
天下人たる秀吉には長らく嫡子が誕生せず、ようやく秀吉晩年に授かった棄は幼くして亡くなり、次期関白は秀次であることが確定していました。秀頼が誕生するまでは。
これでもうお分かりですよね、居並ぶ諸侯は我先にと娘を側室にと申し入れ、中央政権との婚姻関係を持とうとします。
迎える側の豊臣家にとっても多くの有力大名との婚姻関係は、政権安定に繋がります。
というわけで秀次にはあきれるくらいの数の側室が存在しましたが、それは秀次の性欲の現れと限定することはできず、有力諸侯の出世欲の現れという側面がむしろ大きいと思えます。
もちろん秀次が自ら望んで迎えた側室もいるでしょうし、招かざる正室も当然ありえます。
また、望まなかった側室の中にも迎えてみれば相性のあう相手もいたでしょうし、逆にドラマで描かれた信之と稲のように触れ合うことすら無い(今のところ)夫婦関係だってあったでしょう。秀吉が進めた側室もあったでしょう。
だからあるページのコメントの中でも回答したのです。「妻がたくさんいると色々と大変ですよ。色々と。」と。
側室は迎えればそれで終わりというものではありません。娘を出した側の大名の全てが次に望むのは、娘と関白との間に誕生する嫡子です。当然側室となった娘には強力に打診するでしょうし、娘もお家繁栄のためにと奮闘するでしょう。
これはこれで大変ですよ。乱世とはまた違った意味でね。
更に誕生の後も、嫡子暗殺、跡目争いなどと波乱要素は次々と待ち構えていることでしょうし。
そこで世の男性に問います。あなたは秀次が羨ましいですか?切腹なしなら。
私は、・・・・・・・ヒ、ミ、ツ、です。
ちなみに、秀次の側室の数は30人以上だとか、「ひえーっ、死んじゃう!」
(一言:我ながら何言ってんだか?)
えーっ、これは独り言のようなものなのですが、昨日、今日とCSのTBS2チャンネルで『オレンジデイズ』を見ていました。今さっきまで。
秀次のように妻が沢山いるよりも、あんな恋愛があるなら、その方がずっといいですよね。
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